「極意で学ぶ写真ごころ」伊藤みろ 著 / B5 判/
予価 2,400 円+税/並製 オール4C / 152 頁/
発刊:2011年11月30日 / ISBN 978-4-8459-1180-6
発行元: 株式会社フィルムアート社  TEL: 03-5725-2001
http://www.filmart.co.jp

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Heart of Photography: Golden Rules of Aestetics and Expressions

Gokui de manabu shashin gokoro

by Miro Ito

『極意で学ぶ写真ごころ』発刊のご案内

著:伊藤みろ 発行:フィルムアート社

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 アサヒカメラ誌で連載していた「極意で学ぶ写真ごころ」が2011年11月30日、フィルムアート社から書籍として発刊になりました。

 ドイツ、アメリカをはじめ、世界の写真文化の第一線で学んで来た経験を一冊の本に託しました。

 この本では、「極意」を二つの範に求めています。
 一つは、能や剣、弓道などの技芸をはじめ、山水画や日本庭園などをテーマに、そこに秘められた極意を学びながら、写真表現に置き換える、日本の精神文化に学ぶ極意です。
 学ぶのは、形を超えた理(ことわり)です。

 日本の伝統文化の簡素さに宿る幽玄なる美の「形」を「表」とするなら、「裏」にはそれを支える「理」が常に張り合わさっています。その意味で、日本文化はまさに「極意」の文化といえるほどです。

 もうひとつは20世紀初頭の前衛運動であるモダンアートにおける表現上の挑戦。
 フォービズム、キュビズム、ダダ、表現主義を経て、新即物主義やシュールレアリスム、抽象芸術に至るまで、芸術表現が根本から塗り替えられるなか、ロシアンアヴァンギャルトやバウハウスで試された果敢な写真の実験をヒントに、写真技法を「写真道」として、捉え直してみました。
 
 こうした技法の「理」と「道」を実践しながら、行き着くのは「写真ごころ」です。
 そして写真ごころとは、剣や弓道の極意のごとく、熟達とともに形を超え、万物の心と溶け合って一体となり「無我の境地」へと限りなく近づいていきます。

 「日本伝統文化」と「モダンアート」、一見相容れないように見える二つの範は、モダンアートの源流に日本の伝統文化を位置づけるとしたら、「陰陽」のようにかみ合ってくるのです。

 同書は、私自身の経験をもとに、東西文化の融合、その極意と精華とを考えながら、写真ごころとは何かを解き明かしていく技法書であり芸術エッセイです。

 連載中から、初心者から上級者、プロのカメラマンまで、幅広い層の方々にご愛読いただきましたが、書籍化にあたっては、内容や写真を更新し、魅力をさらにアップさせるよう努めました。

 普遍的に使える技法と知識の上に、写真表現の盲点をつく、知られざる極意を随所に披瀝しています。

 版元フィルムアート社の暖かな支援のもと、私の写真魂と写真ごころのすべてを、そしてアーティスト、美学研究家としてドイツやアメリカで学んだこと、考えたこと、感動したこと、作品やエッセイに込め、本として最高の形にまとめられたと自負しております。

 一人でも多くの方にお読みいただければ、本望です。
 
 どうぞご高覧のほど、よろしくお願いいたします。

 かしこ

 伊藤みろ メディアアートリーグ

 2011年11月30日

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