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NEWS LETTERS: MIRO NEWS ー 伊藤美露からのメールメッセージ
 
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NEWS: 2006.4.17

☆ ------------- ☆   MIRO NEWS  ☆ ------------- ☆

舞踏家・室伏鴻さんとのコラボレーション作品が ヴェネチア・ビエンナーレ (ダンス部門) の公式イメージに! 

Photo by Miro Ito, Dancer: Ko Murobushi, Mineral Chronicle I. [Quick Silver] - 協力:Iino Media Pro

 

 ヴェネチア・ビエンナーレは、2年毎に開かれる世界的な現代美術フェステバルとして有名です。

  映画祭や建築祭ほか、現代音楽の祭典としても世界的に注目される総合的なアートフェスティバルですが、ダンス部門の

    フェスティバルが、今年の6月8日から25日までヴェネチアにて開催されました。

   この檜舞台に、舞踏家の室伏鴻さんが日本人としてはじめて参加されますが、私と室伏さんとのコラボレーショ

  ン作品が、このほど「ヴェネチア・ビエンナーレ 国際ダンスフェスティバル 2006 」の公式イメージに選ばれました。

  室伏鴻さんは、日本の舞踏界を代表する舞踏家ですが、 '72 年に「大駱駝艦」の旗揚げに参加した後、女性舞踏団「アリ

  アドーネの会」をプロデュース、舞踏を最初にヨーロッパで公演した仕掛け人としても知らていれます( '78 年 パリ)。

     以来、 30 年近くに亘って1年の 3 分の1以上は海外の主要ダンス祭や劇場での公演活動を展開されています。この数年間

  だけでも、ウィーン、モンペリエ、ローマ、ロンドン、パリ、アヴィニヨン、ニューヨーク、シュトットガルト ... と、世

    界中を旅しながら、その「燻し銀」のような身体から絞り出される、実験的な舞踏 ( 身体のエッジ)により、衝撃を巻き起

  こしています。

  「燻し銀」といえば、このほど栄えある公式イメージとなった室伏さんとの共作『鉱物誌』シリーズは、水銀をテーマにし

 ました。古く中国の煉丹術では、水銀 「丹」を服用すると、不老不死の仙人になるとされたり、西洋の錬金術では、水銀は卑金

 属から金をつくる媒体ですが、広い意味では「変容」を象徴する鉱物、といえるでしょう。

 「人間も死すれば鉱物になる」のならば、『鉱物誌』では生と死の間にあるものをテーマにしていきたい、と思っていま

 す。鉱物に戻る人間の、いのちの結晶というか、素材の力だったり、波動だったり、その音 (... があるとするならば ...) を

 聞きたいと思います。

 ヴェネチア・ビエンナーレへの参加&公式イメージ選出によって、室伏鴻さんが、これから世界の巨匠としてますますご活

 躍されることをお祈りします。

 

 伊藤 美露 

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 <ヴェネチア・ビエンナーレ   ダンスフェスティバル>の詳細は以下のサイトまでジャンプしてください。

  http://www.labiennale.org/en/dance/

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Ko Murobushi - Biennale official image

名前:Rino De Pace /La Biennale di Venezia 日付:4月14日(金) 13時56分

Dear Ko Murobushi, and Dear Miro Ito,

Thank you very much for the photos you sent. They are really amazing and particularly meaningful concerning the themes of our UnderSkin Festival. Especially our artistic director Ismael Ivo really loved that picture an suggested to use it as the principal image of the festival. Which could be at same time an interesting opportunity for Ko Murobushi and Miro Ito to be presented in the Venice Biennale Dance Festival.

We hope that this news will sound as compliments for you.

Our intention is to use the photo >>Mineral Chronicle I.(Quick Silver) for: - Brochures - Posters - Catalogue's cover - Eventual press advertisements

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With Best Regards

Rino De Pace and Andrea Bonadio

 

NEWS: 2006.3.27

 

☆ ------------- ☆   MIRO NEWS   東大寺のお水取り: 春の訪れを告げる [炎の龍神] ☆ ------------- ☆

The Shunie-Rituals, Todai-ji Temple, Nara by Miro Ito, 2006

  日本は自然崇拝の国です。

   東大寺の「お水取り」では、古代の日本人が思い見た、さまざまな聖なるものたちとの出会いがあります。

   仏と神々、祈りと懺悔、過去と未来、火と水 ...

 ご本尊は十一の顔をもつ大小二つの観音さま。 

   火は人間の罪過を焼きつくして浄化し、水は生命と霊力の源となります。 

   そしてすべてを祈り浄めながら、春の到来という、新たな再生の時を祝福する。

 その雄大かつ豊穣な「共栄と共存のヴィジョン」を通して、今年も二週間に亘って11人の僧侶(練行衆 ) による尊い祈りが

 夜空の彼方へと運ばれました。

   奈良時代以来 1255 年間、一度も途絶えることなく .... お水取り ( 修二会 : しゅにえ)が「不退の行」といわれる所以です。

   この行の最も大切なものが「懺悔」(さんげ)です。

   万民のための「懺悔」を集団で行う世界的にも珍しい修行体系といわれます。

   またこの修行における神秘的な祈祷の数々には、アジアのさまざまな地域の影響が偲ばれると同時に、日本の芸能の源流も

   辿ることができます。とくに春日社/興福寺で始められた修二会の咒師猿楽は、今日の能・狂言へと発展していきました。

   

 日本の身体を通して見えてくる光と祈りと懺悔のビジョン。

   目下私が制作している「日本の祈りと光と懺悔のヴィジョン」の展覧会のために、昨年から「東大寺・お水取り」における

 身体行を追いかけ始め、2年目の撮影も無事に終わりました。

   

  NY の 911 以来、日本の聖なるものの出会いと融合を求めて、「日本発世界文化」の発信をめざしてきた私自身の試みも、

 今年はいよいよ新しい展開に向けて動きだせそうです。この春からは私自身、 NY 時代からの5年間を一区切りに、新しい

 試みをいろいろスタートさせたい気概です。

   ぜひ皆様とまた新しい接点がありますこと願っております。

  

 3 月 14 日のお水取りの最終日には、雨にぬれた二月堂に高く上げられた 10 本の「籠松明」が描く光の束の中に、まるで龍

   神が現れたかのようでした。もちろん肉眼では見えませんでしたが、「写真の眼」では龍神を見たのです。

   日常とは違うもう一つの神秘の世界を見つめる「まなざし」とは、写真のもつ魔法のような力そのものといえます。

 

NEWS: 2006.1.1

 

2006 年元旦☆世界の揺らぎの中で 露をつかむ美

 もし自然の落とす涙としての露の中に、私たちの世界が集約されているとしたら ...

 息を吹きかけると、表面がひずみ揺らぐ間もなく、静かに吹き消されてしまいます。

 昨年は相次ぐ災害により、世界もまた露のように儚いということを改めて教えられたように思います。

 写真とは、まさに露のような存在のため息に浮かぶ、夢の時間をつかむ芸術かもしれません。

 観ようとしなければ、決して「存在しない時間」。

 観ることを通して立ち現れてくる、魂の幽かな振動のようなヴィジョン。

 

 揺らぐ世界の中で、 平和もまた「露」のように儚い夢として消え入りそうになりますが、

 人と人との和合を「こころの光」として見続けていかなかければ、決して光は私たちのもとには

 射し込んできてはくれません。

 私の今年のテーマは、私の名前の由来どおり「露をつかむ美」です。

 たとえ露のように儚い世界でも、美を通して、願いと祈りという、夢の時間、光のヴィジョンをつかんでいきたい、

 と誓いを新たにする思いです。

   新しい一年がどうか皆さまの希望と抱負に満ちたものとなりますように ....

   新年もどうかよろしくご支援くださいますようにお願いいたします。

  2006 年元旦

 伊藤美露

photo: allisa and hollie (marilyn agency) by miro ito

NEWS: 2005.12.1

リニューアルのご挨拶

「伊藤美露+メディアアートリーグ」発のWEBサイトが新しくなりました。

 東西の新しい小さな物語づくり、共有する「メディア=ご縁」を目指して

 

 かつて2000年度の『別冊DIMEのWEB Gallery』特集(小学館)でのインタビューの際、ベストクリエイターサイトの一つとしても紹介された「www.miroito.com」は、このたび伊藤美露ならびにアート&メディア・プロデュース&国際コミュニケーションを担う「Media Art League」の活動とコンセプトを統合させた形にて、新しく生まれ変わりました。 この半年あまり「工事中」でしたが、ようやく新たにお知らせできる状態にまで、仕上がりました。

 メディアとはメッセージだ、とはカナダのコミュニケーション社会学者、マクルハーンの有名な言葉ですが、私自身「ドイツ〜日本〜北米」 ... と三つの言語、三つの文化圏で過去 15 年以上に亘り、アートとメディアの世界で活動してきた経験を活かし、 NY の 911 以来、国際間での独自のメディア&アートプロジェクトを推進してまいりました。今ではその活動自体がひとつの「物語の宝庫」となって、運命的出会いや別れをはじめ、さまざまなご縁をもたらし、この 3 年間に次々と「新しい物語」を紡いでくれました。

 とりわけ、日本文化の聖なるヴィジョンを身体表現に探る「日本の身体景観」プロジェクトは、「日本発『世界文化』」として海外メディアでの発信を目指してきました。映像作品案としての実現までの道のりはまだ途上ながら、長年撮りためてきた前衛舞踏家の方々とのコラボレーションをベースに、日本の能楽界の方々などの参画を得て、「光と祈りの身体景観」というテーマにて、世界の美術館やギャラリー向けの写真展の企画としても、新しい生命を持ち始めています。その一方で、優れた狂言師・総合芸術家だった野村万之丞さんの急逝にともなう写真集出版、一周忌の展覧会、そして三回忌に向けた 新たな「物語」の創造も、静かに進行しつつあります。

 これらの一つ一つの物語(クロニクル)は、有限な時間の無常な流れの中で、それぞれ懸命に活きる人生の重み、思いの丈を紡ぎ出し、まさに「生きること」の結晶としての趣を湛えながら、時を越えてこころを癒してくれるものとなってほしい、と願うところです。

 この 3 年間、私自身「使命」という名の魔法にかかってしまったかのように、「独自のメディアづくり」の目標のために心血を注いできました。この目標への「没我」的な魔法はいまでも十分に効いてはいますが、 911 以来の「テロとの戦い」と「次なる脅威」の表裏一体の悪循環はその後も止むことなく続いています。相互に理解し、許し合う「寛容」の心が欠落したまま、「無理解」が「敵対」となった結果「支配」によってしか解決され得ない、そんな嘆かわしい世界情勢への歯止めとして、アーティストであり、日本人として何かをしたいと願ったからに他なりません。

 その時、創作活動の根本として「生命」に立ち還りたいという思いを、そっと後押ししてくださる言葉に出会いました。「平等、公平、寛容、忍耐」を唱った東大寺の橋本聖圓長老(「 911 」当時の別当)のお言葉です。仏教を語らないで、仏教の「中道」の精神を説く。その自然な姿勢に、良質のメッセージとしての最高の「粋」を感じました。私の場合、生命を「光」として語るには、どうしたらよいのか、その答えとなってくれたのが、仏像であり、永年テーマとして取り組んできた舞踏家をはじめ、身体造形の世界でした。

 私のプロジェクトでは、生命と宇宙・自然との繋がりを語りたいために「身体」をテーマにしています。世界の人々への日本発のメッセージとして、シンプルに「光と祈り」のヴィジョンを身体表現に託していけたら、と願っています。

 多文化・多言語間を自在に横断する近未来のメディア環境においては、そんな私の小さな物語も、身体という「共通項」をテーマにしているからこそ、相互理解を生むひとつの「窓」になってくれるかもしれません。相互の興味や関心、共感や感動を繋ぐ「ご縁」として、メディアがコミュニケーションの「場」となるのです。

 その時こそ、アートがメディアとして、東西や南北の差異の壁を越えた、こころのコミュニケーションのための創造的なメッセージの泉になるのだと、信じる次第です。

( 2005 年 12 月吉日)

 

NEWS: 2005.5.12

 

オープンギャラリー

伊藤美露写真展   野村万之丞の仮面、楽劇、「いのち」

―「超過去=超未来」からの 客人 ( まれびと ) ― 開催のご案内

■期間 2005年5月31日(火)〜7月2日(土)

10 時〜 17 時 30分[休館:日曜日・祝日] 無料

■場所 キヤノン S タワー2階 オープンギャラリー

2004 年 6 月 10 日、まさに「平成の奇跡」のような鮮烈な足跡を残し、 44 歳で急逝した総合芸術家・野村万之丞の作品世界を、写真アーティストで著述家の伊藤美露が「デジタルアート&ドキュメント」として再現。和泉流狂言師として名跡・八世「野村万蔵」襲名前の惜しまれた死でありながら、「永遠」に生き続ける「野村万之丞」という天才へのオマージュを捧げる。

2002 年にワシントンで出会って以来、死の直前まで撮影者として共有した瞬間、協働したヴィジョンを通して、改めて野村万之丞の偉業を辿る。平安初期に滅びた幻の芸能・伎楽(ぎがく)面を中心に据えた「仮面」のパート、大田楽〜平和楽〜おくに歌舞伎〜狂言の新ジャンルに至る「楽劇」のパート、そして万之丞の生命力溢れる表情を紹介するポートレイト「いのち」のパートによる3部構成。

昨年 10 月刊行の『萬歳樂―大きくゆっくり遠くを見る―野村万之丞作品写真集』(伊藤美露著、日本カメラ社)から、さらにダイナミックに進化させた映像を、デジタルプリントならではの大型パネルも含め 70 点を展示。万之丞の創造した「古くて新しいアジアの楽劇」の世界に、「デジタルアート&ドキュメント」という新たな手法で挑む伊藤美露流「野村万之丞ワールド」。

野村万之丞(萬狂言)の公式サイトへジャンプ:http://www.tmdnet.tv/main.asp

キヤノンSギャラリーの公式サイトへジャンプ: http://cweb.canon.jp/event/gallery/

 

伊藤美露作「仮面とフローラ: 酔胡王と梅」(野村万之丞の「真伎楽」酔胡王面)

Lord of Western Region and Prum Blossom

by Miro Ito <Courtesy of Mannojo Nomuras Contemprary Gigaku Mask Collection>

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NEWS: 2005.1.12
『唐招提寺展:鑑真和上と盧舎那仏に捧げる献華展』(東京国立博物館)に出展。詳細
NEWS: 2004.12.28
「迦楼羅の初夢」:どうかよい新年をお迎えくださいませ。詳細

NEWS: 2004.12.2

『週刊新潮』(2004年12月9日号)<掲示版>にて、写真集『萬歳樂〜野村万之丞作品写真集』の出版の宣伝を兼ねて、 NY仮面パレードの企画を告知詳細

NEWS: 2004.11.27

『週刊東洋経済』(2004年11月27号)<BOOKS REVIEW>にて、弊写真集『萬歳樂』書評紹介。評者は日本のデザイン界の第一人者・森山明子武蔵野美術大学情報デザイン学部教授。同誌の「今週のおすすめ」。詳細

NEWS: 2004.11.27

『日本カメラ』 2004年12月号 口絵 6 ページ 弊作品掲載ー「祝う心は『萬歳楽』」〜超過去から超未来を駆け抜けたマレビト、野村万之丞」 詳細

NEWS: 2004.10.25

 写真集発刊のご挨拶: 野村万之丞 作品写真集〜大きく、ゆっくり、遠くを見る『萬歳楽』(伊藤美露 著 発行:日本カメラ社 ) 詳細

その他のニュースはこちらから。※関連ニュースサイトへのリンクです。



 

>>>お知らせ<<<  

詳細

 

野村万之丞 作品写真集〜大きく、ゆっくり、遠くを見る

『萬歳楽』 伊藤美露 著  発行s:日本カメラ社

  発刊:2004年10月25日 価格:3,990円

体裁:四六判正方形/カラー120ページ 本文48ページ (合計:168ページ)

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